手足が冷たい原因ごとに対策を!冷えのタイプ別解消方法
テーマ:症状別による予防と対策
みなさん、おはようございます。
黒にんにく卵黄油サプリメント「太陽卵卵黄油黒にんにく」
通販ショップ「太陽卵美健」店長の岩と申します。
冬の悩みといえば、やはり手足の冷え。
何をしても温まらないと半ばあきらめている方も多いのでは?
実は手足が冷たい原因はさまざま。それぞれ必要なアプローチが違います。
あなたの手足が冷たい原因は何でしょうか?正しい解消方法で解決しましょう!
手足が冷たい原因とは?
秋冬を迎え、ある程度手足が冷えるのは当然のことです。ところが、外気温より圧倒的に冷たい、何をしても手足が冷たいままの方は要注意。根本原因を解消しない限り、手袋や靴下などで温めても、その場しのぎです。
では、手足が冷たいのはどうしてでしょう?大きく分けると2つのパターンがあります。それは「体内で作られる熱がそもそも少ない」もしくは「作られた熱が、身体の末端まで届きにくい」ということ。これらの理由が手足の冷えにつながる仕組みを解説します。
1)体内で作られる熱がそもそも少ない
なぜ体内で作られる熱が少ない場合、手足が冷えるのでしょうか?結論から言えば、熱が少ないと、身体の末端(手足)を温める余裕がなくなるからです。
私たちの体内では、内臓や筋肉の働きにより常に熱が作られています。ところが何らかの原因で熱が足りなくなると、身体は中心部に熱を集めようとします。なぜなら中心には、重要な臓器が集まっているため。その結果、中心から遠い手足には血液が行き渡りにくくなり、手足が冷たいという症状につながるのです。
体内で作られる熱が少なくなる主な原因に「栄養不足」と「筋肉量の低下」があります。それぞれの原因について、熱の産生量が少なくなるメカニズムを解説します。
※栄養不足
たとえば無理なダイエットで食事制限をしていると、熱を作るために必要な栄養を十分に補うことができません。野菜中心の食生活になると、熱を生み出すたんぱく質が不足します。効率よく熱を生み出す脂肪分も不足するので、ますます熱が生み出せません。
※筋肉量の低下
筋肉量が少ない場合も、体内で作れる熱が少なくなります。加齢によって筋肉量が減った方や、普段から運動不足で筋肉が衰えている方は、筋肉量の低下が原因かもしれません。特に女性の場合は元々、筋肉が少ない傾向がありますので注意が必要です。
2)作られた熱が身体の末端まで届きにくい
体内で作られる熱が足りていても、手足が冷たい時もあります。それが「作られた熱が、身体の末端まで届きにくい」というパターンです。
体内で作られた熱は、血液の流れに乗って全身を巡り、体中を温めてくれます。しかし、何らかの原因でうまく血液が運ばれないと、末端である手足に熱が行き渡りにくくなり、手足が冷たいという症状につながります。
作られた熱が身体の末端まで届かない主な原因に、「自律神経の乱れ」「血流の悪さ」があります。個々の原因について、熱が末端まで届きにくくなるメカニズムを解説します。
※自律神経の乱れ
自律神経は、体温を調節するための指令を出しています。ところが自律神経が乱れると、体温調節機能もうまく働かなくなり、末端まで熱を届けにくくなります。過度なストレスや不規則な生活や睡眠不足などを自覚している方は、このパターンかもしれません。
※血流の悪さ
血流の悪さも原因として考えられます。低血圧の方や、加齢によって血管壁が厚くなっている方などは、血行が滞りがちです。すると十分な血液が末端まで届きにくくなり、結果として手足の冷えにつながる可能性があります。
タイプ別!手足が冷たい原因の解消方法
手足が冷えるのは、そもそも熱の量が足りないからでしょうか?それともうまく末端まで届けられないからでしょうか?まずはご自身のタイプを見極めましょう。
栄養不足や筋肉量の低下を自覚するなら、熱の産生量が足りていない可能性があります。食事を見直したり運動して筋力をつけたりすることが、手足の冷え改善の近道です。
自律神経の乱れや血流の悪さなら、生活改善や血管へのアプローチが大切です。
手足が冷たいとお悩みの方を、以下のタイプに分けました。
それぞれの冷え解消方法などについて、具体的に紹介します。
1)やせ型や無理なダイエットをしている方
やせ型で食が細い方や、無理なダイエットで食事制限をしている方は、手足が冷たい原因として栄養不足が考えられます。身体がどんどん熱を生み出せるように、食生活を見直すことが、おすすめの解消方法です。
特に積極的に摂りたいのが、熱を生むたんぱく質です。胃や腸で消化される過程で、たんぱく質は熱を生み出す材料になります。「ダイエット中だから」と、肉や魚などを極端に控えていませんか?意識して、たんぱく質を摂るようにしましょう。
2)加齢や運動不足で筋肉量が減っている方
年齢と共に手足の冷えを実感するようになった方や、日頃から運動不足を実感している方は、手足が冷たい原因として筋肉量の低下が考えられます。筋肉の材料となる良質なたんぱく質を摂取して、適度な運動と組み合わせることが、おすすめの解消方法です。
筋肉がつけば熱を生みだすパワーも大きくなります。肉や魚、卵、大豆製品などから良質なたんぱく質を摂り、適度な運動をするよう心がけましょう。運動といっても、ハードな運動をする必要はありません。身体の中でも大きな筋肉がある下半身を、重点的に鍛えるのが効果的です。階段の上り下りやスクワットなどがおすすめです。
3)睡眠不足で疲労やストレスが溜まっている方
普段から忙しく睡眠時間が足りていない方や、慢性的に疲労やストレスを抱えている方は手足が冷たい原因として自律神経の乱れが考えられます。生活習慣を見直して自律神経を整えてあげることが、おすすめの解消方法です。
過労で交感神経の緊張状態が続くと、自律神経のバランスが乱れるきっかけになります。毎日の中で意識的に、副交感神経が働くように工夫しましょう。
例えば、お風呂にゆっくり入る、お気に入りのCDを聴く、ストレッチで身体をほぐしてあげるなど、簡単なことで構いません。身体と心が休めるきっかけとなる信号を送るようにしてあげましょう。
4)低血圧や高コレステロールの食事を好む方
低血圧の方や高コレステロールの食事を好む方は、手足が冷たい原因として血行の悪さが考えられます。血管内をきれいにしたり末梢血管を広げたり、血の流れをスムーズにしてあげることが、おすすめの解消方法です。
ヌルヌルした水溶性食物繊維は、コレステロール排出を促す効果が期待できます。きのこや海藻類をたっぷり食べましょう。末梢血管を広げるには、ビタミンEが豊富なナッツ類やカボチャの他、にんにくも効果的だと言われています。
5)手足が冷たく、頭がのぼせる方
手足は冷えるのに、顔や頭だけがボーッと熱くなる「冷えのぼせ」の方は、手足が冷たい原因として自律神経の乱れが考えられます。
冷えのぼせというと更年期障害のホットフラッシュが有名ですが、自律神経の乱れからも冷えのぼせは起こります。乱れてしまったバランスを戻すことが手足の冷えの解消方法。交感神経が休めるように、リラックスする時間を作りましょう。
冷えのぼせの場合は、冷たい場所と熱い場所があります。しっかりと温めつつ、ほてっている箇所から上手に熱を逃がしてあげてください。太い血管が通っている首の後ろ側を、蒸しタオルなどで温めるのがおすすめです。顔や頭には風を通して冷ましましょう。
ただし蒸しタオルで温めても、一時的に症状をやわらげるだけ。自律神経の乱れによって体温調節機能が低下している状態ですから、自律神経自体へのアプローチが重要です。
手足の冷え、ポイントは自律神経!
一言で手足が冷たいと言っても、人によって原因はさまざま。カイロや靴下などで物理的に温めるだけでは、冷えはなくなりません。まずは原因を突き止めて、正しい解消方法を選ぶことが、手足の冷え改善への近道です。
数多い原因の中でも、特に重要なポイントになるのが自律神経です。自律神経の乱れから手足の冷えを招くケースは多く、若い女性によく見られる傾向があります。手足の冷えを訴えて医療機関を受診した方のうち、およそ8割が自律神経の乱れが原因だった…というデータもあるほどです。
特に秋は、夏の過剰なエアコンや冷たいものの飲みすぎなどにより、自律神経のバランスが乱れがちです。手足の冷えだけでなく、倦怠感や眠気、無気力やイライラといった症状も実感しているなら、自律神経のバランスが乱れているかもしれません。
冬になると、手足が冷たくなるとお悩みではありませんか?「毎年のことだから……」とあきらめていませんか?ぜひ一度原因を突き止めてみてください。
中高年の方でむくみもある場合、甲状腺機能低下症も疑われます。
気になる場合は、最寄りにある医療機関での相談をおすすめします。